保護者からいただいた便りです
 
 LS-CC松葉杖訓練法を体験された子どもの保護者から届いた便りを紹介します。
 これからも届く便りを追加して載せていきます。
 参考にしたり、どんな訓練法なのか知るのに使って欲しいです。

 
 肘這い(腹這い)はできるようになったが、その先になかなか進まない?
 こんな子どもがあまりにも多いのです。肘這いから何故に前に進まないのだろうか?
 この子どもは下記のページに指導経過が記してあります。
  モデル 菜々美ちゃん
 
 「娘は歩くようになれますか?」と病院に来られた時に言われていたお母さん、あれからどれ程の期間が経過したのだろうか?
 最近の娘さんの様子を便りでいただきました。
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 松葉杖訓練法を開始して1年3ヶ月。感じた事をまとめてみました。
 娘がPVLと診断されてからリハビリが始まり、2歳から週1回療育センターのPTに通っていましたが、3歳になってもズリバイから先に進まず、出来るようになったのは横から起き上がり、あぐら座位もしくは長座位でのお座りでした。
 本当にこのまま今のPTを続けて歩けるようになるのだろうかと、不安でいろいろ探していたところ偶然見つけたのが松葉杖訓練法でした。
 先生に連絡をとり、3歳7ヶ月から水野記念病院にて訓練を開始しました。
 訓練会に初めて参加させて頂き、訓練会のお子さんと保護者が、それぞれ自主練習を行い、みんなで和気あいあいと訓練をしているのに驚きを感じました。なぜならば、今までの療育センターは個別で行い、他の保護者の方やお子さんとお話する機会もなく、少し寂しさを感じていました。
 同じPVLで、同じ歳の女の子が松葉杖で「スタスタ」と歩いているのを見て、うちの娘もあの子のようになれるように頑張って行こうと思いました。
 訓練会の皆さんが暖かく受け入れて下さり、いろいろお話することが出来て嬉しかったです。
 娘は四つ這いが出来ませんでしたが、先生から腕立て位を教えて頂き、自宅でも腕立て位を練習し、四つ這い位が少しづつ上達してきました。今まで受けていたPTでは、四つ這い移動の練習はするものの、足を動かす介助しかしておらず、腕で上肢を支えるという指導はありませんでした。
 自力座位は出来るものの横から起き上がり、あぐら座位となってしまう為、そこからは四つ這い位にはなれず先に進めません。ここの指導がされていなかった事に気づきました。
 腕立て位が出来るようになり、クローラーの練習をはじめました。初めは苦戦しましたが出来るようになると、姉や妹と「ケラケラ」笑いながら廊下をクローラーで動くようになり、とても楽しんでいます。
 訓練にも少しづつ慣れてきた頃に、コロナで訓練会が中止となってしまいました。そんな不安の中でしたが、自宅でストレッチ、スタビライザー、クローラーを毎日行い、スタビライザーは一番下から起き上がれるようになり、クローラーも上達しました。
 出来なかった自力座位(正座・割り座)が出来るようになり、四つ這い位をよくとるようになりました。
 訓練が少しづつ再開し、松葉杖訓練も行い、次第に両足を一緒に出してしまったり、左足を引きずるように出すような四つ這い移動でしたが、少しづつ動くようになってきました。
 訓練開始9ヶ月後に内転筋、膝屈筋、アキレス腱の筋乖離術をしました。術後3ヶ月かけて手術前の機能を越える事を目標に頑張っていました。松葉杖訓練は私の介助が多過ぎてしまい、なかなか進歩出来ずにいましたが、術後5ヶ月程で松葉杖で1人で歩けるようになりました。四つ這いも少しづつするようにもなってきています。
 松葉杖の介助の難しさはありましたが、「介助が多過ぎてこの子は何にも進歩しない」と言って下さり、このような指導をして頂けるのは有難い事だと思っています。
 松葉杖訓練法は、自宅で毎日取り組める事が嬉しいです。
 そして訓練会の皆さんに、就学の事などいろいろ教えて頂いたり、クローラーをお友達と楽しんだりと、訓練会の皆さんの存在がとても心強いです。
 娘は恥ずかしがり屋でなかなかお話をしないのですが、じっとみんなを観察するのが楽しいようで、お友達の名前を覚えています。最近は松葉杖で歩くのが少しづつ楽しくなってるようです。
 これからも課題はたくさんありますが、親子で日々頑張って行きたいと思います。
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※ 横から起きる(横臥位から座位となる)と、お姉さん座りやあぐら座位・長座位となります。この座位となってからの四つ這い位になる事は難しい事です。定型発達児や足腰の弱くなった老人は、横からの座位は行いません。誰もが腹臥位から座位となります。
 腹臥位(うつ伏せ位)と腕立て位の練習が、何故にこんなに行われないでいるのだろうか?

  
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 制作:LS-CC松葉杖訓練法 湯澤廣美